南牧村の日本一

野辺山駅は、しなの鉄道(旧信越本線)小諸駅と中央東線の小淵沢駅を結ぶJR小海線にある駅で標高1345m67cmの海抜に位置する駅なんだ。
駅前からは八ヶ岳の主峰赤岳の雄姿がよく見える広い高原にある駅なんだよ。

野辺山駅と、となりの清里駅の間にJR鉄道最高地点(標高1375m)があるんだよ。
JR小海線は小淵沢駅では左手に南アルプス、右手に八ヶ岳を眺めながら出発し、すぐに大きく右カーブして左手に八ヶ岳を眺めながら急な上り坂をエンジンを唸らせながら登って行く高原列車なんだ。
清里駅を過ぎ上り坂の最後にある踏み切りがJR鉄道最高地点で、分水嶺になっているんだよ。
最高地点より小淵沢側に降った雨は富士川に流れ込み静岡県富士市で太平洋に注ぎ込む。
最高地点より小諸側に降った雨は千曲川に流れ込み、やがて信濃川となり新潟で日本海に注いでいるんだ。

小海線は最高地点を過ぎるとゆるい下りに入り、広い高原野菜畑の風景のなか左手に雄大な八ヶ岳の雄姿を眺め、右手に直径45mもある巨大なパラボラ・アンテナを眺めながら野辺山駅に滑るように入線するんだ。
この巨大なパラボラ・アンテナは国立天文台野辺山宇宙電波観測所に設置された 直径45mの宇宙電波望遠鏡なんだ。宇宙電波望遠鏡としては世界一の精度を誇る大パラボラ・アンテナなんだよ。

小海線は野辺山駅を過ぎ、隣の信濃川上駅から日本一長い河川、千曲川(信濃川)の渓谷美を見ながら佐久海ノ口駅まで下っていくと、そこでようやく懐かしい日本の田園風景に出会えるんだ。佐久海ノ口駅には駅から歩いていける海ノ口温泉と、南牧村役場があるんだよ。

そうそう、南牧村にはまだまだ日本一があるんだよ!
小学校の教科書にも出てくる高原野菜の産地である野辺山には、日本一標高の高いところにある南牧南小学校(標高1332m)があるんだ。
児童数は100人位で各学年1クラスしかない小さな小学校なんだけど、南牧南小学校に通っている児童のお父さん、お母さん達が高原野菜を作っているんだよ。
南牧南小学校の児童も学校の畑で作った高原野菜を、学校の駐車場に置いてある高原野菜無人販売所『南商店』で売っているんだ。
南商店のノートに名前と住所を書いておくと子ども達から手紙が届くかもしれないよ。

もうひとつ忘れてならないのが露天風呂。南牧村では日本一標高の高いところにある通年営業の露天風呂、本沢温泉があるんだ。
またの名を『雲の上の露天風呂』とも言って標高2150mの八ヶ岳山腹にある露天風呂なんだ。
車ではとても行かれない、登山の覚悟をしないと入れない露天風呂だからこそ、俗化されずに大自然を満喫しながら湯に浸かることが出来る露天風呂なんだ。初夏の新緑、秋の紅葉、露天風呂に浸かれば山を登って来た疲れも癒され、それがまたここでしか味わえない贅沢な時間を味合わせてくれるんだよ。